絵描きが必ず通る道といってもいい模写( ˘ω˘)
今回はそんな模写のコツや描き方を解説していきます!
ですので、
- 細かい模写をもっと上手くなりたい。
- なんかいつもずれてる、ゆがんでる気がする
- 描けたと思っても横に並べてみたらなんか違う
- 模写をするメリットデメリットが知りたい
一つでも当てはまる方必見です!
そもそも模写って何?
模写とは対象物をより正確に移し描くことです。
簡単に言い換えますと、他の人が描いた絵をそっくり真似して描くということですね。
ただ真似して描くといっても自分の紙を上にかぶせてなぞるのではありません。あくまで隣に置いて見ながら描くというのが模写です。
模写を簡単に描く方法とは?
模写といっても様々な種類があります。
- イラスト絵→イラスト絵に。
- イラスト絵→デッサンに。
- 写真→デッサンに。
私の場合ですと写真をデッサンにするケースが多いです。
(出典:MAYORAL)
なぜなら写真の方がデッサン的には上達しやすいからです。立体感も明暗もリアルですからね。
でも模写自体が画力を上げるのでイラストの模写でも効果的です。
では実際にどのように描いていくのか説明していきます。
例えばこの絵。
これは「夜のメクラグモ…希望!」というサルバドール・ダリの名作です。
私は模写の際に元になる絵の方に線を引きまくります。
なるべく目立つ色で縦横と絵をブロック化して行きます。
上から描けない絵であればコピーしましょう。(コンビニなどでも簡単にプリントアウトできます)
印刷機をお探しの方はこちらでも紹介してます。
ですのでぱっと見細かくて難しそうな絵でもこのブロック内の範囲での模写と考えたらそこまで難しくはありません。(ちなみに画像は右の列の下から2番目です)
初めは全体ではなく小さなブロックごとにみて行きます。
それでも難しかったらそのブロックをさらに細分化してあげます。
そうする事で自分が見ながら書かなきゃいけない範囲が視野的に狭くなるので簡単になります。
完成がこちら。
模写というとどうしても全体を見て、「うわ細かい…難しい…無理だw」となりがちですが、細かく自分でブロック化してあげることにより、「あ、この範囲なら描けるかも…」になります。
模写の応用編
そしてここから少し応用になりますが、模写が1枚描けたら次は同じ絵で画材を変えてみてください。
私のダリのデッサン模写なら、鉛筆からアクリルガッシュ、水彩…と変えることによってその画材の扱い方も上達します。
どのように塗れば元絵に近づくか、どの色なら元絵と雰囲気が似るか、など考えながら描写していくと楽しいですし、同時に観察力も向上します。
これはデッサンにも繋がってきます。
模写とは紙に書かれたものをみながら描きます。デッサンはその場に置いてあるものをみながら描きます。
どちらも観察力が重要なのです。
その観察する面積を減らしてあげるだけで模写はかなり描きやすくなります。
ですので元絵に線を描いて細分化してあげることが一番有効的ですね。
それに慣れてきたらブロックを大きくしてあげましょう。
回数をこなすうちに元絵に線を書き足さなくてもある程度描けるようになってきますよ!
いかがでしたか?
では今回はここまでで。