なんか遠くから見たら、自分のデッサン狂ってる?
今回使った椿模様の下描き。背中やお尻の丸みのあるところは紙をこのようにカーブさせてそれを見ながら形をとる。この時片目で見ないとデッサンが狂うので注意…ってこのデジタルな時代に実はとことんアナログにこだわって描いている。 pic.twitter.com/JLSINanxK1
— きたがわ翔 原画展開催 2019年4月18日(木)〜24日(水)入場無料 吉祥寺リベストギャラリー創 (@kitagawa_sho) 2018年12月9日
絵描いてて、デッサンが狂う度に「いやそうはならんじゃろ!」って心の中の千鳥のノブが突っ込んでくるから辛い
— 空弁🦌フォロバ強化期間 (@iyoiyobenben) 2018年10月10日
この記事では
- 狂ったデッサンを見極められるようになりたい!
- 狂ったデッサンってどういうの?
- どうすれば直る?
と言った不安や疑問をデッサン歴15年、某芸大実技試験現役一位の私が解決します。
ですのでこの記事を読み終わる頃には、あなたのデッサンも狂わなくなることでしょう。
では行ってみましょう〜!
そもそも狂ったデッサンって?
一言で言うと、違和感を感じるデッサンです。
例えばこの一枚。
ジョッキと…なんだろう…?となりますね。
実は左はレンガブロック。
なぜ違和感を感じるかというと、パース(遠近法)が狂っているのと、接地場所が異なるから。
ん???
となっても大丈夫です。
詳しく簡単にお話ししていきますね。
狂ったデッサンの見分け方は?
狂ったデッサン=パースと接地面がズレている
(Aはパースが狂っています。)
と考えてもらえば大丈夫です。
ではどうやってそれを見分けるのか。
答えは簡単です。
あなたのデッサンを離れて見て見て下さい。
描いている最中なら、席を立ち、離れられるところまで離れてデッサンをみます。
そうする事で狂った箇所を発見しやすくなります。
なぜかと言うと、自分のデッサンを客観視出来るからです。
つまり、自分の絵を第三者の目線で見る。という事です。
デジタルの場合、キャンバスを小さくするのも効果的ですね。
大きい絵を描くのが苦手(デッサン狂う)なので、キャンバスをちっちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくしてアタリを描く。#デスコ #iPadPro #MediBangPaint pic.twitter.com/dDIWEZW5lb
— カネコアツシ (@kaneko_atsushi_) 2018年1月8日
絵とは子供のようだ。と、昔、講師に言われたことがあります。
何時間もかけて描いた自分のデッサンは、愛着がわきますよね。
ただ、他の人の作品やデッサンを見ると、
「あれ?このモチーフ黒すぎない?」
「この人のデッサンの描き方好きだなあ」と、
客観視して感じますよね。
デッサンは、その客観的な目をどれだけ自分の絵に向けることが出来るか。で上手さが変わってきます。
ですので、自分の絵を離れて見て、違和感がないかを確認して見ましょう。
デッサンを狂わないようにするために
じゃあどうしたら遠近感が出るデッサンが描けるの?
答えはモチーフの接地面を比べながら描くと、うまくいきます。
つまり、隣にあるモチーフと、比較しながら描いてあげます。
「例えば、この木のブロックは、瓶の底から2.5cmくらいはなれたところに接地面があるなあ」や、
「左の接地面は、それに比べて1cmくらいだなあ」など、
比較しながら描くことをオススメします。
このように、見ているモチーフの接地面と、描いている画用紙の中にあるモチーフの接地面に、ズレがないかを確かめてあげることで、違和感のないデッサンがかけます。
この接地面がずれることで、
- なんかモチーフを置いてる台や机が手前に立って見える…。
というパースの狂いが生まれてしまいます。
とにかくはじめは接地面に最新の注意を払って描いてみることをお勧めします。
狂ってしまわないデッサンを描くための本
おすすめのデッサン本はこちらの記事でも紹介しました\( ‘ω’)/↑
他には、パースを本質から理解する、こちらの本もおすすめです。
当ブログでも、デッサン解説の記事は沢山あるので、是非見てみてくださいね。