この記事では、
- 水張りのやり方が知りたい
- 簡単な方法って?
- 綺麗にはるコツは?
と言った不安や疑問を約20年の絵描きが解決します。
ですのでこの記事を読み終わる頃には、水張りが綺麗にできるようになっていることでしょう!
では行ってみましょう〜!
この記事の内容
そもそも水張りって何のためにするの?
みなさんは水彩絵の具で色塗りをしたら、
- 紙がボコボコになった…。
- シワシワになって描きにくい…。
という経験はありませんか?
簡単に言うと水張りとは、そんな紙がシワシワになることを防ぐための準備方法です。
ざっくり説明すると紙を先に水で濡らしびちょびちょのまま、板などに固定します。
シワシワにならない仕組みは、画用紙の繊維の間に水が入ると伸び、乾くと元に戻る性質を利用しているためです。
水が入ってる状態で繊維を引っ張って強制的に固定をすれば、乾いてもそのままの状態が維持できるということです。
水張りをする前に準備するもの
紙を濡らして板に固定するために必要な道具は最低限5つだけです。
- 水
- 筆
- 木製パネル
- 紙(画用紙や水彩紙)
- 水張りテープ
では順に紹介しますね。
水張りで使用する紙
紙は水彩紙でも画用紙でも何でもいいです。ただしコピー紙や和紙など絵具に向かない薄い紙はやめておきましょう。
破れてしまうかもしれないからね。
水張りで使用する木製パネル
紙を固定するための板です。最終的にこの板のサイズが完成サイズになります。
画材ショップでも購入できますが、ネットでも買えます。
水張りで使用する水張りテープ
普通のテープではなく必ず水張り用のテープを使用しましょう。
なぜなら紙をしっかり固定できるテープでないとうまく行かないからです。
水張りで使用する筆
筆は水を紙になじませるために使います。出来るだけ大きく水を含みやすいものを選びましょう。
水張りで使用する水
水は水道水で十分です^^
実際に水張りをしてみよう!簡単3Step!
水張り完成までの鬼簡単3ステップを紹介します^^
ぜひ参考にしてみてください。
簡単水張りStep1:紙を濡らす
まずは筆にたっぷり水を染み込ませ、紙の中心から端に向かって絵の具を塗るように、まんべんなく水をつけてあげましょう。
木製パネルにも水を付ける人もいますが、私は正直どちらでもOKだと思います^^
簡単水張りStep2:水張りテープを濡らす
次に4辺を固定するためのテープを貼ります。
水張り用のテープは普通のテープと違い、はじめは粘着力がほぼありません。
これを水で濡らすことによって強い接着力を発揮してくれます。
テープのつるつるしている方が接着面になります。
わからん!と言う人は端っこの方を濡れた指で挟んでみてペタペタくっつく方を見極めましょう。
つるつるしている方に水で含んだ筆を押し当て、テープを引き抜きます。
これで接着面全体に水をつけることができます。
よくわからん!!!と言う人は動画で見たほうがイメージつきやすいかもしれません。(1分47秒〜テープに水をつけています。)
簡単水張りStep3:4辺を固定する
濡らしたテープを4つの辺に貼っていきます。
紙を出来るだけピンッと貼りながら板に固定していきます。
注意なのが四つ角はしっかり折りたたむこと。
ここが曖昧だと、角から空気が入ったり、シワになったりしてしまいます。
しっかり折り込んであげましょう。粘着力が足りなければ、水を少しつけてあげるといいですね。
簡単水張り完成!
テープが貼れて角もきれいに整えられたら完成です。
濡れている段階ではまだふにゃっとしていますが、完全に乾くとピンッとまっすぐな紙になってくれます^^
作品の取り外し方
板から作品を切り取る時の解説もしておきますね!
まず、どこでもいいのでカッターナイフでV字に切ります。
そこから刃を入れ、板に沿ってナイフを滑らしていきます。
この時作品に刃がかからないようにしましょう。写真では手前にカッターを引いていますが、奥にカッターを押すように切ってあげるのがベストですね^^
勢い余って作品を一刀両断しないように板に沿わせながら切り取るのがポイントです。
4辺切り取れたら最後にV字の部分を切り取って完成です^^
誰でも簡単に絵が上手くなるコツ
このブログ、「はるアトリエ」では絵の上達法がたくさん詰まっています。
また、YouTubeでも上達方法をあげています。
ぜひ参考にしてみてください!では今回はここまでで。