この記事では、
- デッサンを趣味で描いているけれど、質感の違いが描けない…。
- 紙コップの質感?タオルの質感?縄?ビン?わからない!
- 質感って何。
- どう描けば質感の違いを出せる?
- 芸大系の受験が控えているが、描き分けがわからない!
などなど疑問や不安をお持ちの方に向けて、実際に描き方や質感のかき分け方をお話ししていきます。
ですのでこの記事を読み終える頃にはあなたも質感を理解し、描きわけることができます!
ではいってみましょう〜
毛の質感の描き方
難しいですよね…。
デッサンでは、筆やハケとして出題されることがおおいですね。
ではこのデッサンで描いているハケで解説していきます。
毛というのは極端に言うと細い円柱系の集まりです。
私は実際に購入してモチーフとしても、絵の具の筆としても使用しています^^
その細い円柱が集まってかさなって毛になります。(かなり拡大しているイメージ画です。)
ですのでその重なりを少し濃く塗ってあげればいいんです。
筆先の場合は、
明るいところはあまり毛の一本一本は目で見えないので描き込まなくても大丈夫です。
ここで大切なのは、立体の大きな影はちゃんと描く。ということですね。
毛の描写に意識が持って行かれて、大きな形の捉え方を忘れないようにしましょう。
影をきちんと描いて立体感を出すことが最優先です。
ちなみにわんちゃんなどのイラストでは細かい線で影の部分を塗ってあげると毛っぽく見せられますよw
毛とは細かい線の集合。重要なのは大まかな影をとらえるのを忘れないこと。
アルミの質感の描き方
大丈夫。私も苦手です。
受験では必ず通る道だと思っています。
アルミホイルは暗い部分と明るい部分のコントラストが激しいモチーフです。
描写イメージではこんな感じですかね。
着彩だともう少しわかりやすいかもですね。ですがこのデッサンはもっと暗いところを塗ってもいいですね。鉛筆ではB〜5Bあたりの濃さの鉛筆を立てて濃く塗りましょう。
もちろん濃い鉛筆で塗った後はHB〜4Hほどの硬さで上から輪郭を整えてギラッと感を出しましょう。
アルミホイルはエッジが重要です。綺麗に濃いところ、明るいところを表現することで質感が出せます。明るいところではほぼ塗らなくてもいいです。
画用紙の白を活かしましょう。
追加でお話しすると、このコントラストを和らげて描くと、
ラップになります。
和らげるとは、影を薄くし、明るいところにも少し塗ってあげるということですね。
アルミホイルではほぼ両端の色を使いますが、ラップだと、中間の色を使うということです。
あ、あとどちらも映り込みも忘れないように描きましょう!
描き方も似ています。
さらに言うとビニール袋も同じ系統ですねw
アルミホイルはコントラストを強く!コントラストを和らげるとラップになる!
手の質感の描き方
手も必ず通る道ですね。
ちなみに手の描き方はこちらで。
まず、あなたの手をじっくり見てください。
細かい縦と横の線(シワ)がぎっしりありますよね?
手の皮膚の質感はこのまま描けばいいだけです。
骨格を学びたい人は模型などを使ってもいいですね^^
コツはあえて少し見えるように描く。ということですね。濃いめに描いちゃっても大丈夫です。
例えは玉ねぎです。
玉ねぎも繊維という線がたくさん見えていますので、あえてその単体の線が見えるように描く。
皮膚の質感は細かいシワをあえて見せる!玉ねぎを思い出そう!
紙コップの質感の描き方
白い悪魔ですね。難しすぎる…。
影があるのでもちろん黒く塗らなければならないのですが、塗りすぎると白い紙コップではなくなる…。
この絶妙な色加減が難しい紙コップ。
質感の描き方としては、先ほどの皮膚の質感の密度を高めたバージョンだと思っていただければいいです。
でもそうすると濃くなってしまう…。
ですので紙コップの質感は基本的にHB〜5Hの鉛筆を使用します。硬いものばかりですね。その尖らせた硬い鉛筆でひたすら密度を高めていくといったイメージです。
このデッサンでは黒いアクリル板の上にあるので多少濃く塗っても大丈夫です。
これは濃く塗りすぎです。鉄のような質感に近付いてしまっていますね。
紙の質感は硬い鉛筆でひたすら密度を高める!
縄やロープの質感の描き方
こちらも毛の描き方と近いです。
線の集合をイメージして描いていきます。
コツは、縄が結んである境目はしっかり影をつけてあげることです。
接地面の影はしっかり先に描きましょう。
基本的には毛の描き方と同じ。結び目は見せ場になるので影をしっかり!
いかがでしたか?