【知っておくべき】奇妙な世界観の持ち主、石田徹也という画家とは?

デッサン




 

今回は私が最も影響を受けていると言っても過言ではない「石田徹也」という画家の
その奇妙さと美しさについてお話しさせていただきます。

 

石田徹也って何者?

 


このおじさんです。

そしてこういった世界観の持ち主です。

すこしゾッっとしてしまいますね…。

でもどこかひき込まれませんか?

 

え、怖いし奇妙だしちょっと違うかも…という方と、
怖いし奇妙だけど美しく魅力的に感じる…という方に分かれる画風かと思います。

私は圧倒的後者ですけどねw

 

ではもう少しだけ詳しく石田徹也を見ていきいましょう。

 

 

【石田徹也の生い立ち】

■1973年、4兄弟の末っ子として静岡県に生まれます。
(ちなみに父親は議会委員、長男は一級建築士、次男は銀行員、三男は服飾デザイナーという凄い家庭。)

■美術高校志望でしたが親に猛反対され、苦痛を感じながら普通科へ入学。

■しかし大学は武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
就職活動中に一社だけデザイン会社に行ったが、採用されず、画家として活動することを決意。

ちなみに小学5年生のときに小中校対象の「人権マンガ」というポスターコンクールにて最優秀賞を受賞し、
画家を志すきっかけになったと語っています。

幼少より社会問題に関心があったことが窺えます。
しかし小学5年生にしてこの構図と画力はおぞましいですね…w

 

ほかに就職活動としてデザイン会社を1社しか受けていないことから、初めから画家志望だったのかもしれません。

■しかし2005年。31歳という若さで踏切事故によってこの世を去ってしまいます。

【石田徹也の作品】

→主な作風は便器や椅子、テーブル、洗濯バサミなどといった日常生活で使用するものと一体化した青年を題材とすることが多く、題材としている青年はほとんどが同じような顔をしています。

→作家本人と似ていますが本人は否定しているそうです。

→多くの作品が「無題」で、メッセージ性の強い抽象的な作品となっている。

→これにはテーマは押し付けるものではなく、観た人がそれぞれ好きに感じてくれればいいという意図があるそうです。

私の個人的な意見ですが石田徹也さんの作品を見ていると死を思わせるような描写が所々に感じられました。
石田さんは自分の死を思いながら描いた部分もあるのでは…と感じました。

 

私は石田徹也の奇妙で不気味で悍ましく美しい作品と、前を通れば思わず二度見し、見つめていると取り憑かれたように洗脳されたように引きずり込まれて行く独特な世界観が好きです。

 

そして影響力も絶大でした。

学生時代は特に石田さん要素を意識しながら作品制作に取りかかっていたものです。

しかしこの世から天才画家が31歳という若さで亡くなるというのは心が痛みます。
ちなみに死後に行われた海外オークションでは1億円近くで彼の作品は落札されたそうです。

石田徹也という偉大な画家の名前はこれからもずっと受け継がれていくと思います。

そして少しでもこの名がもっと広まればと思います。

私が石田徹也をより知るために買ってもらった本なのですが、
どのようなアイデアから作品が生まれているのか下書きは?発想の種は?など様々なことが
その時の石田徹也直筆のコピーで載っているのでとても参考になります。

石田徹也ノート [ 石田徹也 ]

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感想(2件)

他にも作品集など全部で3冊出ているので、新しい発想の種が欲しい方は見てみても良いと思います。

石田徹也全作品集 [ 石田徹也 ]

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石田徹也遺作集 [ 石田徹也 ]

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きっと彼の天才的な発想力は自分の作品制作の手助けをしてくれると思います。
実際私もそうでした。

ということで。今回は私が影響を受けている素晴らしい画家紹介の一部でした。

次回は「作品制作に活かせる文庫小説の紹介」をしたいと思います。

え?絵を描くのに小説?

と感じるかもしれませんが、大丈夫です。任せてください。
きっと作品制作に役立ちます。

では次回でお会いしましょう。

 

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