今回はデッサンをしてる人なら誰もが通る道、手のデッサンの描き方について簡単にお話しします。
ですので、
- 手が描けない!
- 手のデッサンが苦手すぎる…。
- 骨格や遠近感が掴めない
- なんかおかしい 明暗がむずい…
一つでも当てはまる方必見です。
この記事を読み終わる頃には手のデッサンが上達していることでしょう。
この記事の内容
手のデッサンを描くためにまずは「手を理解しよう」
手のデッサンってかなり難しいですよね…。
おそらくそう考えている方が多いのではないでしょうか?
しかし手のデッサンはコツさえつかんでしまえばとても楽に描けます!
今回はそのコツをお教えしますね!
まず手を描写する上で何が一番大切かと言いますと、
骨格です。
5本の指と第一関節、第二関節がありますね。
そんなこと知ってるよと思われるかもしれませんが、私が見てきた中では絵の中に第一関節が無い方も多くいます。
ではそんな簡単そうで難しい手。
どのような流れで描いたらいいのでしょう?
手のデッサンの描き順って?
では実際に手をデッサンしていきましょう!
簡単に描くためには、まず自分の利き手では無い方の手の指の関節に印をつけてください。
こんな感じですべての関節にインクをつけてあげます。
そしてその点の場所を紙に描いていきましょう。
それが骨格の位置になります。
そこから星を結ぶように指の位置を描いていき、
肉付けをしていきます。
ただこの時にいきなり指を細かく書いていくのではなく、関節の位置を意識しながら、ブロックとして描いていきます。
だいたい手として見えてきたら角ばっているところを丸くしてあげます。
(見にくくなったので別で下に書きました。)
一応流れとしてはこれが手の描き方です。
コツは関節の位置です。
ある程度描いてからなんか違う…と消してしまうのはもったい無いので早めの段階で形を安定させちゃいましょう。
初めは点の位置を描いて四角く肉付けする。という過程だけ描きまくってもいいですね。
数をこなしていくとそのうち点や骨格の下書きをしなくても描けてきますので、
夜寝る前に1枚クロッキーをする!という習慣をつけてもいいですね。私は寝る前30秒クロッキーを毎日2年ほど描いていました!
クロッキーは10秒でもかなり力になります。
デッサンは見る力が非常に大切なので集中して見る。という行為だけでも脳が働いてかなり効果的ですよ。
まずは大きく観る力を養うことが大切だと思います( ´~`)
すると自然に「あ、ここはもうちょっと色薄いな」とか、描く力もついてくるものです(´-`).。oOと私は思います( ー̀дー́ )و ! pic.twitter.com/NJiPrP0xuz
— はる🦅芸術ブログ【Haru@LIFE】 (@Taka810S) 2016年5月26日
手のデッサンをより立体的に見せるためには?
では次は周りの輪郭がなんとなく描けたら塗っていきましょう。
まず手とは、手のひらは直方体、指は円柱です。
ですので、まず輪郭を描いて、
指の円柱を意識しながら塗っていきます。
このポーズでは手のひら側が影になるので初めの段階で濃く塗っちゃってます。
ここでの意識すべきところは、
- やはり反射光。
- 一番手前に来る指を一番描き込む。
- 一番奥の指は少しぼかすように空気感を作る。
- シワなどは一番手の質感が出るのでしっかり描く。
ですね!
ちなみに立体感や空気感って…?という方は下記の記事で徹底解説してますので参考にどうぞ〜!
ちなみに指先の爪の描き方は、指よりも少しくぼんでますので、そこを意識して、
爪と皮膚の境目はすこし盛り上がらせてあげるとより立体感が出ます。
手のデッサン応用編5つとおすすめ品!
では応用の構図編!行ってみましょう。5パターンの描き方を解説しています。
かなり昔の作品が多いのでパースがずれている作品もありますが、あくまで応用の構図を見ていただければと思います!!(言い訳)
手のデッサン応用構図1:タッチを変える
デッサン・輪郭線のみ・ブロック分けで描いてみる。
こうすることで手の構造をより理解しやすいのでかなりお勧めです。特にブロック分け(一番上)だけでも描いてみることをおすすめします。
手のデッサン応用構図2:装飾品をつける
指輪や絆創膏などを付けてみる。
実際に指に巻かれている感がいかに出せるかの勉強になりますよ。
このいかに巻かれている感は瓶のラベルデッサンにも活かされてきます。
手のデッサン応用構図3:両手を描く
鏡を使ったり、利き手で無い方で下書きをしたり、両手を描いてみる。
これはかなり力つきますね。
特に鏡を使って描くというのはより頭を使いながら描くので効果的です。画力、デッサン力、観察力が格段に上がります。
手のデッサン応用構図4:作業している手を描く
何かを持たせたり、作業している手を描く。
手と、その物の関係性がいかに観れるかが試されます。手と物が別空間にあるように見えてしまっていないか、本当に持っているように見えるか。といったような観察力が必要ですね。
手のデッサン応用構図5:別の生物の手も描いてみる
別の生物の手も描いてみる。
動物などの骨格はまた違ってきますのでかなり勉強になりますよ!そこから私はオリジナルの絵に仕上げたりもします。
手のデッサンを描く上で参考になった本
では次は実際に参考になった本を紹介しようと思います。
私は基本参考書などは読まないタイプです。自分の描き方で成長したいタイプなので。
ですがこの本は読んでいて参考になりました。
手や足に圧力をかけた際の指の形や描き方など、シワまで細かく参考になりました。
それに何よりデッサンの参考書としては安いので迷ったら買うべきですね。
他にはこう言った模型を使用して骨格を理解するのもいいです。
両手がかけるのでいいですよね。
デッサン人形で両手を購入するのも効果的です^^
以上、手のデッサンの描き方でした。
いかがでしたか?手はバランスよくかける方が、イラストなどもカッコよく見せれますしね。
デッサンは基礎中の基礎ですので是非この描き方で一度描いてみてください^^