芸大、高校受験を考えている方に向けて実際に私が受けて感じた大切なことを3つお話しします。
もったいぶってもなんで先に言っちゃいます。それは
1.身の回りのもの全てがモチーフ
2.時には諦めも重要
3.片っ端から実践してみる
以上です。
では順に細かく説明します。
これは絵を描いていく上で常に情報のアンテナは張っておかなければならないということです。

例えばこのイラスト。これは受験対策課題で、四つ切り画用紙サイズに
テーマ「夏の日常」としてボールペン1本で描きました。
私は通学で毎日20分〜40分ほどバスに乗り、そこから電車で10分ほどかかっていました。
長い長いバスの時間。
スマホをいじって過ごしたり、寝て通学していたこともありましたが、受験時代になってからはバスの中から見える外の景色をずっと眺めていました。
私は田舎生まれ田舎育ちです。
外を見ても田んぼや電柱しかありません。でもそれらも立派なモチーフです。
電柱にも少しずつ違いがあります。どの電柱なら絵を描く時にモチーフとして入れられるだろうか、
電柱を入れる構図は?角度は?
そんなことをぼんやり考えながら通学していました。
毎日それをしろということではありません。
ただ週に1度だけでもそう考えるだけでモチーフは自分のアイデアの引き出しへと追加されていきます。

この絵は私が通学の時に見たモチーフが多く含まれています。
もし大都会東京の中心地に住む方などが描いたら日常は全然異なるものかもしれません。
今あなたが見ているスマホ画面の向こうに存在する背景、現実の世界に使えるモチーフはゴロゴロと落ちています。
受験本番ではどんな試験テーマが降ってくるかわかりません。
日常を描きなさい?最近の感動する出来事?日本の伝統文化?あなたが感じる「鼓動」を描きなさい?
これらは芸大模試などで実際に出されたお題です。
何か絵に使えるものがないか考えるだけで実践に強くなります。
え?諦めるの?何を?
そう感じたと思います。受験とは時間との勝負です。いかに効率良く情報を頭に詰めこめられるか。
高校や大学にもよりますが、芸大を受験するということは
頭も良くなければならない、絵も描けれなければならない。
センター試験など勉強のみに時間は費やせません。
満遍なく勉強し全てを高得点で合格するのがもちろん理想です。
しかし大体は絵と勉学の合計点◯◯以上で合格ライン。です。
つまり絵を伸ばすと決めたら国語の漢文は捨てる。
聞こえは悪いが、戦略的に合格するという方法もあります。
時間がないと思ったらこれも一つの手です。
絵を描いていると基本自宅などで一人の作業が多くなります。
人と話す機会が自然と減っていきます。私もそうでした。
合わなければ無料体験のみで終わるのもいいでしょう。
とにかく片っ端から手を出すことが重要です。
過去問をひたすら見るだけでもかなりの勉強になります。
気になるものがあれば情報収集と思っていました。やってみないとわからないことも多いですし、
周りの意見よりも自分がどう感じるかが大切です。
気に食わなければ解除すればいいだけですしね。
実際私も画塾や塾選びは5件ほど回りました。
以上が大切なことを絞った3つです。

なるほど、絵を描き続けることばかり考えていたけど気持ちも大切なんだね。

その通り。日々の自分の生き方をどのようにして客観視できるかですね。情報やアイデアの種はそこらじゅうに落ちています。
次回は絵に影響を与える魅力的な映画集です。
最後までありがとうございました。
ツイッターでも質問など受け付けていますので宜しくお願いします。
では!